こんにちは!最近はアカデミー賞の各賞が発表されて話題になっても、格別観たいと思う映画が無い、ろびっちです。
最近の作品が魅力的でないというのではなく、ボクの中でそれを理由にした映画熱が盛り上がらないということ。
だからといって全く映画を観ないわけでは無く、WOWOWで録画もするし、HuluやNETFLIXでストーミングでも、もちろん映画館でも観ます。
でもとりたててアカデミー賞受賞作品だから「これを観に行こう!」という気持ちになりませんでした。
そんなとき、いつも楽しく読ませていただいている週刊文春のコラムで宮藤官九郎さんが最近の映画について触れており、「シェイプ・オブ・ウォーター」や「スリービルボード」をスゲー推している。
これらは今年(2018年)のアカデミー作品賞のノミネート作品で、特に「シェイプ・オブ・ウォーター」は作品賞を受賞。
そんなに推すなら観てみようと思い、有楽町近辺で観ることの出来る映画を探すと
・「シェイプ・オブ・ウォーター」
・「スリービルボード」
・「ウィンストン・チャーチル」
・「ペンタゴン・ペーパーズ」
おっと!これらは全て今年のアカデミー作品賞のノミネート作品ではないでしょうか!
このラインナップがTOHOシネマズ 日比谷やTOHOシネマズ シャンテで観ることができるとあって4日間で4作品を観ることにしました。
名付けて「アカデミー作品賞ノミネート作品を観る4days」。
目次
まずは「シェイプ・オブ・ウォーター」から
だいたい映画を観る場合、この時代、結構な情報が事前に入るもの。
これを避けて通れるのはテレビを観ないか、インターネット環境から離れるか,,,
ボクはテレビも観るし、インターネット環境には公私ともにどっぷりと浸かっている。
しかし、アカデミー作品賞受賞作品というのに、それも少し時間が経っているというのに、この作品の情報は全くと言うほど持っていません。
なので、オープニングのシーンで水の中をいろいろなものがプカプカ浮かぶシーンでは
「これはアニメなのか?今年の作品賞はアニメなのか?」
と思い、そのあと直ぐに主人公の女性(そんなに若くなく、綺麗でもないんだけど,,,)の朝の日常シーンが始まり、お風呂で激しい自慰シーンが挟まると
「スゲー大人な映画?おれは何を観に来たんだ?」
と軽い後悔を覚えました。
すこしでも事前に情報を持っていれば、こんなドキドキは無いのにね。
細部を丁寧に映画作り
先ずは緑に寄せられた色彩美。
いろんなところに半魚人を想定させる緑色を使ってます。
半魚人、緑の不味そうなパイ、キャデラック(緑ではなく「ティール」という色らしいが)、そして緑の字幕。
それに加えてアイテム(主人公の首の傷、友人の禿頭、卵、壊死していく指など)を印象的に使ったり、同僚の女性のミドルネームをストーリーに絡ませるなど、単なるストーリーテラーでは無く、映像作品だなぁと思わせる映画でした。
今後、何度も観たくなるんだろうなぁ。
どうでもいいですが
最近ボクは映画はウチのヨメさんと観に行くことが多く、そういう時は壁際の席(2席でアベックシートのようなところ)に座ります。
そして今回も独りなのに何気なくそういう席を予約しました。
この映画は封切りから時間が経っていることもあり、ボクが入った時は空いてました。
しかし、横の席にカバンを置いていたら、「私、そこです!」とかわいい女性がグイグイと…
「こんなに空いているのに!」という思いと「なんか君、近いね!」という思いが交錯し…
映画の中ではこういう場合、何か起こるものですが…特に「シェイプ・オブ・ウォーター」ですし…
エンドロールが終わっても何も起きず、寂しく映画館を後にしたとさ。
どうでもいいよね…