photo credit: Eva Rinaldi Celebrity and Live Music Photographer via photopin cc
こんにちは!期待しないものが面白かったら得した気がする、ろびっちです。
イラク戦争がどうのこうの、ブッシュがどうのこうのって番組説明に書いてあって、「あんまり面白そうじゃないな」と思って観始めましたが、徐々に惹き込まれていきました。
大量破壊兵器を所有しているからという理由で、アメリカがイラクに侵攻しフセイン政権を倒しましたが、結局大量破壊兵器なんか無かったという結末は記憶に新しいですね。
夫が元大使で、妻がCIA工作員。シュワちゃんが主演であれば、コメディーチックに進んで、最後はめでたしめでたしとなるところですが、ショーン・ペンとナオミ・ワッツが主演となれば、そうはいきません。
自らが調査した内容を曲げて一般教書演説に盛り込まれ、イラクとの開戦の理由にされたことについて、事実を公開したために、妻の身分がリークされ、家族毎追い込まれていくところは、「なんて権力は暴力なんだ!」って憤りを感じます。
「人生は不条理、正義を貫くと損をする。みんな小市民たれ!」って教訓で終わりなのかと思ったら、この夫婦は離婚の危機を乗り越え、次席補佐官が罪に問われる状況に持って行き、スカッとしたキモチで観終わることができました。
目次
この話は本当にあった話
細部については議論の分かれる部分もあるようですが、実際に起こったことを映画化したようです。
ショーン・ペン演じるジョセフ・ウィルソンもナオミ・ワッツ演じるヴァレリィー・ブレイムも実際にいる人たちで、映画のエンドロールが流れるところで、本物のヴァレリィーが議会で証言するシーンが出て来ます。
それにしても政府を敵に回した時点で、CIAの同僚達のみんなが白状にも離れていくことには憤りを感じますね。
この組み合わせは多いよね
ショーン・ペンとナオミ・ワッツの競演は今作で3作目だそうです。
別に実際の夫婦でもないのに映画で3回も夫婦役を演じるにはなんか理由があるのでしょうか?日本では分からないけど、アメリカ人はみんなこの組み合わせを観たがるとか。