こんにちは!夏は暑いもんだとわかってても、ここのところの暑さがこたえる、ろびっちです。
もう20年くらい前、僕の住んでいたアパートの部屋はエアコンが無く、扇風機だけで夏を過ごしてました。
そんな時、どうせ暑いんだから夏を満喫してやると、
- テキトーなブラジルのサッカーチームのユニフォームを買って、
- ボサノバを聴きながら、
- モヒートを飲む!
という計画を立てました。
でも、それほどお金があればエアコンを買おうとしてたわけで、
- ユニフォームは買えず、
- モヒートを作るためのミントの葉ってどこで買うんだ?
って考えると、早々に挫折してしまいました。
そもそもモヒートってプエルトリコとかのカクテルであまりブラジルとは関係ないですが…当時はそんなことも気付かず…。
でも、当時から欲しいCDを手に入れるためには、不類の執念があり、「ボサノバが聴きたい!」と高田馬場のムトウさんで足を棒にして探しました。
僕の探し方は先ず高田馬場駅前にある芳林堂書店の音楽本コーナーでしばし勉強し、そこで数枚のアルバムに目星を付け、ムトウに行って探すという行程を踏んでました。
そこで出会ったアルバムは最高の一品
そういう買い方で買ったCDは外れも多いですが、このとき手に入れたPaul DesmondのBossa Antiguaはまさに最高の一品です。
このPaul Desmondという人、そもそもはウエストコースト・ジャズのピアニストDave Brubeck 率いるカルテットの名曲「Take Five」のサックス演奏で有名になりました。
そうです。バブル期にアリナミンVのCMでよくかかっていたあの曲です。
その後、ジャズギターの名手Jim Hallをサイドマンに迎えてRCAで何作か作成したアルバムのうちの一つがこのBossa Antiguaです。
ホント心地いい
Paul DesmondのサックスもJim Hallのギターもどちらも繊細で、丁寧にボサノバを演奏しています。二人の演奏が切れる時に入るドラムの感じもとても心地いいですね。
ボサノバといえば大御所のジョビンやジルベルトもいいですが、ウエストコーストの白人サックス奏者が独自に解釈し曲を作り、丁寧に演奏したこのアルバムもいいですよ。
この心地よいサウンドで寝苦しさを忘れられればいいですね!じゃあ、今更ながらモヒートの作り方でも学んでみますか?