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最近、邦画はほとんどといって観ない、ろびっちです。
どうも日本の映画は主役を3人くらいの俳優が持ち回りで演じてるようだったり、ネタ切れなのかマンガの実写化ばかりなような気がして仕方がありません。
なのであえてお金を出して映画館で観るなんてことは最近はありません(記憶をたどれば「TRICK」が最後だったかも)し、テレビでやっていてもまるまる1本を観ることもありません。
そんな僕が今、夢中になっているのが、なんと映画「男はつらいよ」シリーズです。
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きっかけは不純かも
10代の頃に考えていたことを思い出すと、「ホントに自分も年をとったら演歌とか口ずさんだり、寅さんを観たりするのかな?」っていうくらい、ワンパターンの権化みたいに「演歌」と「寅さん」を嫌ってました。
そんな僕も今や40代半ば、さすがにiPodに演歌を入れて聴き入ってはいません(映画「Kill Bill」のサントラの梶芽衣子さんの曲が入っていたような…)が、寅さんを夢中になって観るようになりました。
きっかけはWOWOWが金曜日の午後7時から「金曜寅さん」と銘打って1話ずつ放送してたのを、たまたま観たのがきっかけでした。そしてそのとき観たのが運良く、シリーズでもっとも名作の評価のある「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」。
浅丘ルリ子さん演じるマドンナのリリーさんが公演先の沖縄で倒れて、寅さんが駆けつけるという話です。クライマックスでは寅さんがリリーさんに「リリー、俺と所帯を持つか?」とさりげなくプロポーズをするけど…ってとにかく良い話。
「寅さんっていいじゃん」と思い始め、その後は不純にも昔僕がファンだったいしだあゆみさんや、樋口可南子さんがマドンナとして出演をするのをつまみ食いするように観ているうちに、クセになってハマってしまいました。
寅さんがマドンナにふられて終わり、みたいな先入観を植え付けられていましたが、それはほとんど観たことの無い人がまき散らすデマだと分かりました。
寅さんはモテるんです。そして好かれると自分から身を引いてしまう悲しい性格なんですなぁ。
やっぱり観たいのはリリー3部作
この「金曜寅さん」も第48作の後、「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別編」を最後に終わってしまいました。
さくらの息子で、寅さんの甥の満男とその彼女の泉との3部作も良かったですが、やっぱり観たいのはリリーさんが登場する3部作ですね。(最終話の「男はつらいよ 寅次郎紅の花」をいれるとリリーさんは4作に登場しますけど)
- 「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」
- 「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」
- 「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」
「ハイビスカスの花」以外は僕が興味を持つ前に放映が終わってしまっていたので、未だ観ていません。
近々、再度WOWOWで放送するらしい
特別編の放送後に告知があったのですが、どうやら今年の5月に「男はつらいよ」の全話を再度放送するらしいのです。
5月は録画に忙しくなりそうです。そして最初から各話を観ながら僕なりの解説を当ブログで書ければいいなぁ、と目論んでいます。