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ヴォリューム・ワン/ハニードリッパーズ
こんにちは!その昔、シェリーを飲みながらタコスを食べていた、ろびっちです。
最近、ジェフユナイテッド千葉のホームスタジアムのフクダ電子アリーナに行くとすぐにタコスを食べたくなる僕。
「そういえば、最近口にしてなかったなぁ。おいしいタコスってなんだったけなぁ」と考えていたら、もう20年くらい前によく通っていたグローバルダイニングの「ZEST 原宿Annex」でシェリー酒のTio Pepeのボトルを脇においてグピグピ飲みながら食べるタコスが旨かったな、っと遠い記憶が蘇りました。
懐かしくて、まだこのお店はあるのかなと思いググってみると、もう原宿には無いんですね。
残念だなぁ〜と思っていたら、もっと大事なことを思い出しました。
目次
お店にレコードを貸したよ
このお店にはコインを入れてシングルレコードを聴かせる古いジュークボックスがあり、プロコル・ハルムの「青い影」など結構懐かしい曲を聴くことができました。
このころ、この店の店長と懇意になり、ベロベロになりながらよせばいいのに「いいレコードをもってるぜ!」と言ったが最後、お店にレコードを貸してこのジュークボックスに入れることになりました。
その後、他のお客さんがお金を入れて聴くたびに「いい曲だな」と思う反面、「売上の数パーセントを貰うことにしとけばヨカッタ!」と悔やみました。まあ、おそらく店長は僕からレコードを貰ったつもりでいたのでしょうけど。
そのレコードがThe HoneydrippersのSea of Loveです。
もう少し思い出話を
このレコードを買ったのは僕が高校を卒業したばかりで、大学受験に失敗し東京の予備校に行く準備をしていた頃。
テレビで放送していた「ベストヒットUSA」で聴いて是非欲しくなり、当時、西日本一の売り場面積の売り出し文句で完成したばかりの山口県小野田市(現山陽小野田市)の「サンパーク」にせっせと出掛けました。
この時、お店でレコードをせっせと探していたら、後ろからお姉さんに「写真を撮らせていただいていいですか?」と聞かれ、多感な年頃の僕は用途も聞かずに二つ返事で「お、お願いします!」。
後で聞くとサンパークのチラシの「街角のオシャレさん」というコーナーに載せますとのこと。もう東京に行ってしまうので、後で母親にチラシを送ってもらうことにしました。
後にも先にもこのような扱いで僕がメディアに露出したのはこの時だけ。ピンクのベースボール・ジャンパーを着てポーズを取る18才の自分がいました。
曲についての紹介を
このThe Honeydrippersというバンド。じつはロバート・プラント、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベックとナイル・ロジャースがメンバーのバンドなんです。
レッド・ツェッペリン解散後、プラントとペイジが一緒にバンドをやるぞ、と話題になってましたね。でも曲調はハードロックでは無く、オールディーズ。
シングル曲の「Sea of Love」もオールディーズの焼き直しらしいです。でも、いい曲。コーラスにベタな「パンパンパン!パンパンパン!」とか入ってます。
アル・パチーノとエレン・バーキンが主演の同名の映画でこの曲は使われており、聴いたことのある方もおられることでしょう。
ドライブ帰りの夕暮れの海岸線の道で聴くにはムードがあってとてもいい曲ですよ。
お店も無くなったし、僕のレコードも行方知れず。思い出だけが蘇ります。
今日紹介した曲はこちら
iTunes Storeでも購入出来ます
The Honeydrippers, Vol. 1 (Expanded) – EP – The Honeydrippers